2つの半島
瀬戸内海の中央に位置するひうち灘は、香川県の荘内半島と愛媛県の高縄半島に囲まれているため、
潮の流れが非常に穏やかな海域です。
また陸側には千メートルを超える急峻な四国山地が海まで迫っており、山の栄養がそのまま海に注がれています。
かたくちいわしを始めとする数多の幸は、このような環境から豊満な味に育ちます。
瀬戸内海のまんなか、ひうち灘。
日本一と称される極上の味の理由が、ここにあります。
瀬戸内海の中央に位置するひうち灘は、香川県の荘内半島と愛媛県の高縄半島に囲まれているため、
潮の流れが非常に穏やかな海域です。
また陸側には千メートルを超える急峻な四国山地が海まで迫っており、山の栄養がそのまま海に注がれています。
かたくちいわしを始めとする数多の幸は、このような環境から豊満な味に育ちます。
ひうち灘で獲れる魚介のなかでも日本一と称されているのが、かたくちいわしの煮干しです。
西日本で”いりこ”と呼ばれるものです。
水揚げ後は、煮沸、乾燥という過程を辿りますが、漁獲から煮沸までわずか30分という速さの
加工技術を有しています。鮮度が落ちるのが速いかたくちいわしは、最初のこの30分の技術で、
一年を通して味の変わらない上質のいりこに仕上がります。
沸騰した湯で、3分から5分釜揚げにします。
ひうち灘に面する四国中央市で水揚げされたかたくちいわしは、自然の味にこだわって、
酸化防止剤などの添加物を一切使用していません。茹で湯に塩が加えられているだけなので、
産卵後の脂の抜けたかたくちいわし本来の味が楽しめます。